木花咲耶

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歌詞

解説


01.ツクリハジメ

二柱の神が国を作られる「国生み」の章
神話のはじまり 世界のはじまり
荘厳なる天地開闢が奏でられる

02.木花咲耶


Vo.奏メイナ

咲け 此の花あの情景は
定めゆく命だと 
抗う現世に
終わらない夢を

手にする感傷は一切れ勿忘草
つらつら言の葉をなぞり遊んだ

瞬く間に時代は流る
一頻りの雨も
潤す神秘の芽吹きを
繰り返す生命の謳

此の花 咲き誇る
薄紅に染めたなら
愛でられ守られて
より麗しくて
啼け 吹きさらしの虫も
夕闇に解き放たれた
静かに緩やかに
また散りゆくかな

躓く足下は一輪 白詰草
踏まれも捨てられも もつれまいかと

吹き抜く風に運ぶのは
一雫の種子
すべてを賭しても及ばぬ
根付かずを憐れんでは

此の花 此処の花 見初められ咲き狂う
羨望向けられも
自由を失う
開け 花弁も宵闇も
水鏡へ とけあう頃に
ためらい 脱ぎ捨てて
また散りゆくかな

瞬く間に時代は流る
一頻りの雨も
潤す神秘の芽吹きを
繰り返す生命の謳

此の花 何処の花
気高くも揚々と
息をし 背を伸ばす
あの情景へ向かう

咲け 此の花 咲き誇る
薄紅に染めたなら
愛でられ守られて
より麗しくて
啼け 吹きさらしの虫も
夕闇に解き放たれた
静かに緩やかに
また散りゆくかな

芽吹く花は背伸びをし
見渡す景色を待ち望む
ゆえに背を伸ばし空を目指す
その凛とした様は
過酷な現実に生きる者に夢を魅せる

人がつけた花言葉
想い馳せては言葉を連ね

花はいつも短い命
悠久にいくつもの命を見送る
時も雨も尊い命の謳をなぞる

咲く花は寵愛を受けるたび
より美しく咲く
虫が宵に消える頃
また散りゆく花ひとつ

人のもつれに花ひとつ
踏まれるも捨てられるも
情が裁量

風に運ぶは我が半身
芽吹く命の裏腹に
届かぬ命があると知れ

咲く花は見初められ
際立つ程に咲き乱れ
羨望の裏腹に
失う自由もあると知る
闇と水面に溶け合う中に
また散りゆく花ひとつ

誇らしげに咲く花は
今日もあの空を目指す

03.夢しらべ


Vo.奏メイナ

荒ぶる世に浮かべし悲哀と憂いよ
憧れ指すはるか常世の彼方へと
夢に御座す面影 我が名を呼ぶれど
今は遠くてまだ及ばぬ願いでも

空を仰ぐは想い馳せて
戸惑いは胸に呼び声の導く方へ
行きたいと 天つ彼方
夢の待ち人は其処にいると

幾年月を待ちて現る君かな
花を掲げて待つ 道標になれと
邂逅間もなき日を 知らせる虫達
無垢なる顔 予感 現れし君だと

夢の記憶も虚ろなまま
面影よりまだ いく年か幼きけれど
今よりも近き未来
君と歩む道 見えるようで

心縛るは孤独さえも
悲しみでさえも解きほぐす君が優しさ
ここから始まる神話
二人綴る道 歩み出すと

空を仰ぐは想い馳せて
戸惑いは胸に呼び声の導く方へ
行きたいと 天つ彼方
夢の待ち人は此処にいると

この荒々しい世界には
悲しみと憂いしかうかばない
ここから抜け出して遥か彼方の理想郷
常世の国へ行きたい
夢に現れる誰か 我を呼ぶ誰か
今は叶わなくとも 途方もなく遠くとも
我を求める者のもとへ行きたい

空の向こうに思いを馳せ手を伸ばした
少し戸惑いもあるが声の導く方へ行こう
世界の果て あの空の彼方 理想の国へ行きたい
夢の待ち人はきっとそこにいる

どれほどの月日を待てば君は現れるだろう
我がわかるよう花をかざして印としよう
出会いの日は近いと虫が知らせる
齢幼き君と出会う
君が夢の待ち人と悟った

夢の記憶もはっきりとしないが
夢の面影より少し若いようだ
そう遠くない未来
君と歩む日がくるだろう

孤独も悲しみも君の優しさが解きほぐす
ここから誰も知らない神話がはじまる

04.八百万讃歌


Vo.奏メイナ

八百万 記憶の彼方
生まれしは 創造のうた
天浮橋に舞い降りるは二柱
開かれて

かき混ぜて 国産みしかな
交わりて 神産むかな
今綴るのは語られぬの神話へと
誘うと

八百万 満ち満ちてゆけ
君が呼ぶ其の名もまた
天地を成す その一端を担いしは
我が身かな

ゆらりゆらり流る葉のまま
ふわりふわりたゆたう花よ
撫でて撫でて鎮める大地
祈り込めてうたう

八百万の神々の
はじまりは創造の神話
天浮橋に舞い降りた
二柱の神が開かれた

かき混ぜて創られし国産み神話
交わりて産まれし神産み神話
今ここに綴るのは
語られない神話の物語

地が固まるとともに
八百万が満ちていく
君が呼ぶ我の名もまた
この世界を担う一欠片

流れる葉のように
たゆたう花のように
その優しさで大地を鎮める
今祈りをこめて八百万を讃えよう

05.万花繚乱


Vo.奏メイナ
箏:蒼政涼子

花を愛でやって 強く振る舞って
抑え得ぬ想いを隠し
刹那に触れ合う視線に込められしも
火照り増すほど 鼓動増すほど
狂いそうなこの身を抱いて
猛きその背中に預けし明かせぬ恋情

帳を憂うときには君が取り払って
能わずとも 叶わずとも
愛しきを止められず

ここで鳴いて ここで咲いて
連なる影に花も染まるは
甘美なまでに 確かめ合って
ここで鳴いて ここで咲いて
これ以上ない激情
寄せては返す 感覚にただ身を任せて

暗闇を待って 静寂を待って
君の手に引かれるままに
逢瀬にときめく人の心知りては
むせぶ吐息も 衣擦れさえも

こみ上げる気を逸らせて
君のその両腕に抱かれ確かむ愛情

待つ間が花のごとくは桜の木の下で
語らうほど 触れ合うほど
君へと傾くまま

ここで鳴いて ここで咲いて
なぞる指先にまた溺れる
魅惑の熱に のぼせてもまた
ここで鳴いて ここで咲いて
止めどなく昇る衝動
引きあうままに 君とただ埋め尽くして

帳を憂うときには君が取り払って
能わずとも 叶わずとも
愛しきを止められず

夢うつつも 絵空事も
尽きることなく語り明かして
花も春めく生命力たぎらせるかな...

ここで鳴いて ここで咲いて
連なる影に花も染まるは
甘美なまでに 確かめ合って
ここで鳴いて ここで咲いて
これ以上ない激情
寄せては返す 感覚にただ身を任せて

芽生えた淡い思いを
悟られぬよう気丈に振る舞う
交わす視線が想いを伝え
鼓動とともに体が火照る
明かせぬ想いを背中に託し
今日もまた君を見送る

さえぎるものはいつも
君が取り払ってくれる
我は君にふさわしくない
我の望みは叶わない
それでも愛しさが止められない

ここで鳴いて ここで咲いて
連なる影は艶やかに
花も頬を染めるほど
これほどに心高ぶることがあっただろうか
今はこの感覚に身を委ねていよう

宵もふけ君が手を引く
逢瀬にときめくその心
人の心を初めて知った
むせぶ吐息と 衣擦れも
君との時間を高ぶらせる

今か今かと待つ時が
何より心はずませる
語らうほど 触れ合うほど
心は君へ傾いていく

ここで鳴いて ここで咲いて
なぞる指先が導く感覚
火照る体 のぼせても終わらない
止めどなく昇る快楽
足りないものを埋め尽くすかのように
ただ求め合った

夢物語 絵空事
尽きることなく語り明かした
春が近づき花も息吹く時を待ち構えている

06.いくさばな

約束の言葉を残し
青年は戦へ赴く
大乱の世
やっとの思いで辿り着いたこの地でも
戦は絶えぬのか
憂う気を抑えられるのは
君が在るから

07.月夜七夜


Vo.奏メイナ

月夜の標に照らさぬように
傷ついた羽を隠さぬように
焼け落つ草木の焦げし匂いも
張り裂けるほどにこの身に沁みる

君が君が伏してまた
深く深く堕ちてしまうなら

袖にはためく花を染めるは
頬をつたいし紅き泪
君と重ねし淡き日々を今では離せず
折り返しませ 折り返しませ
追憶の間に揺れる白き花よ

耐え忍ぶままに咲く女郎花
慰めるままに泣く花もない
畏れに呑まれも すくんでもまだ
悲しみに染まり しおれぬように

君が君が泣くなよと
いつもいつも愛を絶やさずに

芽吹き瞬くも散るも光
今際の際に遺す夢と
せめて散りゆくは我の胸の中でいたいと
聞き届けませ 聞き届けませ
灰となりても儚き夢をみる

血潮連ねし君が遺言
惜しむくちづけ重ねてまた...

袖にはためく花を染めるは
頬をつたいし紅き泪
君と重ねし淡き日々を今では離せず
折り返しませ 折り返しませ
追憶の間に揺れる白き花よ

惨状を月が照らさぬよう
羽を傷めた蝶が傷を隠せぬよう
焼け焦げた草木が身に滲みる

君よ倒れ伏してしまうのか
我の袖を君の涙が紅く染める
はかない命を感じた時
君との思い出が蘇る
巻き戻してほしい 巻き戻してほしい
記憶に囚われし一輪草

耐え忍ぶと女郎花
慰める花はどこか
君を失う恐れにまみれ
それでもしおれてはいけないと

君が泣くなと気遣ってくれる
命は芽吹くときも散るときも
光のように輝いている
今際の際に君が望むもの
せめて我の腕の中でと
君の願いも 思いも
聞き届けよう 聞き届けよう
君の大志は死しても消えない

生まれ変わってまた逢おうと約束した
消えゆく君を惜しむように唇を重ねた

08.想桜


Vo.奏メイナ
箏:蒼政涼子

夜明けに咲く蒼い花
夢から覚め 満ちてもまた
明日へ還す命を運びまた眠る
隣にさえ寄り添う花も
痛みと孤独を分かち合う

君が意味をくれるなら
君が愛でてくれるのなら
明日は違う花を咲かせてまた待つと
幾千億想い馳せては
追いかけ追いかけ君に届くまで

愛しき思い 募るもまたいたいけに
焦がれし想いさえ 何時も刻みつけているから
瞳へ浮かべし君と共に
愛を繋ぐ

水面に咲く紅い花
浮き沈むも 結実のため
見まがうほど 引き合い 慈しむ花よ
月明かりに映える姿を
いつしか ふたりで眺めよう

ここにあるは君のため
ここにあるは忘れぬため
桜の下君と再び見えると
思い描く平安の世も
おおしく おおしく 根付いているから

紡がれゆくも 忘れ去られる花でも
ふたりで愛でた日の記憶そこにあり続けると
違わぬ契に想い寄せて
抱く絆

愛しき思い 募るもまたいたいけに
焦がれし想いさえ 何時も刻みつけているから
瞳へ浮かべし君と共に
愛を繋ぐ

夜明けに咲き宵閉じる花
寄り添い合い痛みと孤独を分かつ花
自然の営みが悲しみを癒してくれる

君が再び愛でてくれるなら
明日は違う花を咲かせまた君を待とう
幾千億先の君にこの想いが届くよう

悲しみを越え愛しき想いは
未来の君へ既に向かっている
瞳の中に君を思い浮かべ
愛した記憶を明日へと繋ぐ

水面の蓮と睡蓮は
見まがうような紅い花
沈むのもまた結実のため
月明かりに映えるその姿を
いつか君と眺めたい

約束のこの桜の木の下にいるのは
君との再開のため 君を忘れぬため
君が描いた平安の世も
少しずつ根付いてきている

語り継がれる花があり
忘れられる花もある
そんな花でも二人で愛でた記憶の中には
あり続けるのだ
君との約束に想いを馳せて
いつも繋がりを感じていたい

09.サキワイタマエ

平安の世を願う想い
この地にも人が栄えてきた
この平和がずっと続くよう
青年の想いとともに願っている

幸い給え
さきわいたまえ
サキワイタマエ